人体にとって大切な酸素ですが、その酸素が不足しています!!
本日は酸素不足についてやそれによる肌への影響などを簡単にご説明させていただきます!
【酸素不足はなぜ起きるのでしょうか】
●環境破壊による大気中の酸素濃度が低下●
自然界における酸素の供給源は、60%が海洋の植物プランクトンで、残りは原生林などの植物です。
海洋では、工場排水や化学物質による汚染でプランクトンが減少し、
原生林では伐採による植物の減少が深刻化しています。
また、ガソリンの燃焼、排気ガス、工業・商業地域での大気汚染なども、大気中の酸素レベル低下に繋がっています。
空気中の酸素レベルが約23%あったのが、最近では19%まで落ちているとされています。
●現代の食生活で酸素不足に●
農薬や水道水に含まれる硝酸塩・亜硝酸性窒素などの影響で、
ヘモグロビンの酸素を運ぶ働きが阻止されています。
砂糖・アルコール・カフェインを含む食品も、肝臓が分解・代謝するために大量の酸素を使います。
これらに使用される酸素は心拍・血流・脳機能・免疫反応などの第一代謝機能から削られて行うため
これらの食品の摂り過ぎは各組織に大きな負担をかけることになります。
●加齢と運動不足も原因に●
肺の容量は20歳をピークにどんどん低下していくため、60歳になる頃には40%も減少してしまいます。
エネルギーの元となる酸素が減ると、活発に動けなくなってきます。
運動不足・休息不足も慢性的な酸素不足の原因になります。
運動が足りないと血液循環が鈍り、毛細血管が減少。
過剰な運動は、乳酸などの疲労物質により酸素不足を引き起こします。
●ストレスで酸素を消費●
感情的なストレスはアドレナリン、アドレナリンに関連したホルモンを生成しますが
これを生成するために体内に貯蓄してある酸素を引き出し消費してしまいます。
●酸素不足がもたらす悪影響●
酸素は人間の免疫システムを正常に機能させる重要な役割を果たしますが、
酸素が不足するとその免疫機能に低下が生じます。
その結果、細胞障害・臓器栄養失調・毒素増加・感染病・脳機能障害を引き起こすことになります。
ここまでの症状が出ないにしても、身近なところであげてみますと、
頭痛・だるさ・抜けない疲れ・眠さなど調子が悪くなります。
●健康的な皮膚にも酸素が重要●
酸素は細胞機能の維持、修復にとって必要不可欠です。
皮膚が損傷したときは、繊維芽細胞の増殖とコラーゲン生成に酸素が必須になります。
酸素の供給は、皮膚の栄養・免疫システムの活性化・より上質な治癒の促進を行います。
歳を重ねると、皮膚が酸素を吸収し使用する能力が激減します。
30歳までに酸素許容の約30%を失い、40歳近くまでには50%、
60歳近くまでになると60%を失います。
肌への直接的な影響は、肌の色・色素沈着・弾力性・若さです。
健康的な皮膚と美容にとって、酸素の供給は不可欠となります!